嫁とスーパーへ
今日の昼飯、晩飯を提案しても全て否定。
タンシチュー、オムライス、まほっけ(しまほっけは全否定)、ブリ照り焼き、ミートソースの提案に対して、子どもが喜ばんだろ、魚くわすの面倒いだろ、濃いの嫌がるだろと嫁。
嫁、子どもともに偏食のため作れるものがほぼない。チルド、冷凍、出来合いは認めない。
鍋でもよいのだが鍋(鍋スープ使用)は嫁の平日メニューで作ることが許されない。
否定をされ続けた挙句、嫁からのメニューを待つ週末の繰り返し。昼食は結局3週連続のサーモンクリームパスタ。
晩飯のメニュー決まらず家への帰路。嫁は一切運転せず、毎週末のスーパー往復運転、それと飯当番がこのままずっとかと思うと、いよいよ行く末を考える。
車中で、嫁がメニューを決めないこと、提案しないことをグチグチ責めたてる。
ハンドルを握る手がワナワナ震える。俺はできることをやってきた。教えてくれよどうしたらいいか。たまらず言うも、嫁、よくそんなこと言えるな、平日どれだけメニューに苦労してるか、私の大変さも分かれと、自分の言い分ばかり。
家に着いてもずっとうるさい。
もう限界。
いくら提案しても否定ばっかり。食べれるものもない中で何を作れ、提案しろというのか。最終的にはお前が言うものを作るしかない状態。これが死ぬまで続くかと思うともうたまらん。飯を作るのは苦ではない。何でも作るわ。作れるものを言ってくれ。提案はようせんけど作るから言ってくれ。もう限界。土日の朝から飯のことばっかりで1日が暮れる。貴重な時間がそれに費やされる。もう無理。気が狂いかけよ。
そんなことを言ったと思う。
衝動が抑えきれず、着ていたフランネルシャツの胸のボタンが引きちぎれるまま脱ぎ捨てた。ロンTも引っ張りながら放り捨てた。
上半身裸でよだれ垂らしながら呼吸荒く肩で息をする。
嫁さすがに気にはなったのか、それやったら飯作るのやめるかなどとなだめに入ってTシャツを着せにかかる。
大人しく着たが、ついにここまで来てしまったかと思わずにいられない。
このままだと俺が壊れてしまう。いよいよ考えないかん俺の人生。
何とか落ち着いて昼はクリームパスタを作った。
晩飯は作らず嫁に任せたが、嫁の料理、鍋(鍋スープ使用)。